Objective
必要に応じて様々な画像を作成してCLO衣装に適用し、様々な生地の表現をすることができます。
生地スキャンする・シームレスパターンにする・DPI(解像度)を合わせる・色を合わせる、の合計4段階を経て生地画像を作成します。
生地画像を作成するためには、Pixplant、Adobe Photoshop などの画像編集ソフトウェアが必要です。
Operation
実際の生地をデジタル化するためにスキャナで生地をスキャンします。(推奨)
もしスキャナがない場合は、デジタルカメラや携帯電話のカメラを活用することもできます。
- スキャナ、デジタルカメラや携帯電話のカメラを準備します。
- スキャンする生地を平らに広げて生地の地の目がスキャナあるいはカメラの画面の端に直角になるようにして撮影をします。
- 撮影した画像を、PCに転送します。
生地をよく見ると、特定の部分が繰り返される規則性を見つけることができます。
このように繰り返し表示される1区画は1リピートと呼ばれます。
スキャンした画像から、1リピートを抽出し、シームレスパターン(繰り返しても繋ぎ目がない状態)になるように作成します。
各生地の特徴に応じて作成方法が異なります。必要に応じて作成方法を参照してください。
生地の織り目/編み目が小さく柄が不規則な生地の場合
-
PixPlant のプログラムを実行します。
- Texture Synthタブ右上の[+]をクリックしてLoad Seed from File...を選択し、スキャンした画像が保存されているパスから画像を読み込みます。
- Straighten Seed ▶ Click to Edit ボタンをクリックして、スキャンした画像内できれいな部分だけの領域を選択します。
- [Generate] ボタンをクリックして1リピートを作成します。
→Texture Canvasでボックスの内側部分が作成された1リピートです。
- リピートが希望の状態で出てくるまで3~4を繰り返します。
- リピートの一部分だけを再作成したい場合、Texture Canvasのボックスの中で一部をドラッグで選択してから [Generate] ボタンをクリックします。
- 希望の画像が出たところで保存します。
生地の織り目/編み目が大きく柄が規則的な生地の場合
- Adobe Photoshop などの画像編集プログラムを実行します。
- 画像内で柄が繰り返される最小区画を探し、その部分を切り抜きます。(画像が歪んでいる場合は歪みを正します。)
- フィルター ▶ その他 ▶ スクロール 等を使用して画像の繋ぎ目がわからなくなるように補正します。
- 繋ぎ目がわからなくなる状態になったところで保存します。
※ 参照: レースやビーズのように穴がある生地画像を作成する場合、スキャン画像の背景を削除してから透過を保持するために画像をPNG形式で保存します。
作成した画像と実際の生地のサイズを合わせるためにDPI(解像度)を調整します。
- Adobe Photoshopを実行します。
- 先に作成した画像を読み込みます。
- メインメニューのイメージ ▶ 画像解像度 を選択します。
- 表示された画面で、再サンプルのチェックを外し、解像度を元のスキャン画像の解像度と同じ値に変更します。元のスキャン画像の解像度は、Photoshopに元のスキャン画像も読み込んで確認します。
- 画像を保存します。
作成した画像と実際の生地の色を合わせます。
生地をスキャンして調整の操作を行う過程で、実際の生地の色と異なる状態になって保存されることがあります。
このような場合には、画像作成の作業後に、実際の生地の色に合わせる作業を行います。
Adobe Photoshopなどの画像編集プログラムで、実際の生地と比較して画像の色を合わせて画像を保存します。
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